CATEGORY : 歯科コラム

【入れ歯の種類】目立ちにくい・維持力が高い・フィットする入れ歯

「入れ歯はどれも同じ」と思っていませんか。
じつは、入れ歯の種類によって、見た目・安定感・噛み心地は大きく異なります。

シニア世代になるにつれて義歯の使用率は上昇し、75歳以上では約3割の方が入れ歯を使用していることが、厚生労働省の歯科疾患実態調査にて報告されています。
これは、歯の喪失が決して特別なことではなく、多くの方にとって身近な課題であることを示しています。

入れ歯は、噛む・話す・笑うといった毎日の暮らしを支える治療です。

今回は、「入れ歯の種類」について気になっている方に向けて、目立ちにくい入れ歯や維持力が高い入れ歯の特徴、そして当院の院内技工スペースを活かした精密なフィッティングについて解説いたします。


参考:厚生労働省「令和4年 歯科疾患実態調査」p16表14 >

院長

三宅 言輝 院長

経歴
2014
明海大学歯学部 卒業

2014-2015
明海大学歯学部 臨床研修医

2015-2021
明海大学歯学部 口腔外科第二講座 医局医

2019-2023
医療法人みやけ歯科医科ケア みやけ歯科クリニック 非常勤医

2021-2023
医療法人社団正昌会 山口歯科医院 常勤医

2023.9.1
大泉学園みやけ歯科 開院

医院名:大泉学園みやけ歯科
所在地: 〒178-0063 
東京都練馬区東大泉5丁目40-40

入れ歯の種類は目的によって選ぶ時代です

最初にお伝えしたいことは、入れ歯の種類は「お口の状態とご希望に合わせて選ぶもの」であるということです。

あなたの希望はどれ?入れ歯セルフチェック

入れ歯を検討されている方は、まずは、今いちばん大切にしたいことを選んでみてください。

✔できれば保険診療で作りたい
✔費用はできるだけ抑えたい
✔金属のバネが見えるのは避けたい
✔外れにくく、しっかり噛みたい
✔今の入れ歯が痛い・浮く・当たる
✔噛み心地のいい入れ歯がほしい
✔残っている歯をできるだけ守りたい
✔長く安定して使える設計を選びたい
✔やはり見た目も気になる
✔できれば入れ歯と気づかれたくない

当てはまる項目によって、適した入れ歯の種類は変わります。

🟦「保険診療で作りたい」が優先の方

➡️保険の部分入れ歯・総入れ歯が選択肢になります。
材料や設計には一定の制限がありますが、基本的な機能回復を目的とした治療です。

🟦「見た目を重視したい」方

➡️ノンクラスプデンチャーという自由診療の入れ歯の選択肢があります。
金属のバネを使用しないので、一見して入れ歯と気づかれにくい設計です。

🟦「安定感を重視したい」方

➡️コーヌスデンチャーという自由診療の入れ歯が適応となる場合があります。
バネを使わないため見た目がよく、同時に高い維持力を得られる設計です。

🟦「今の入れ歯が合わない」方

➡️まずはお使いの入れ歯を調整してみませんか。設計や適合精度の見直しをすると、使用感が改善するかもしれません。
当院は、院内に技工スペースがございますので、細かな調整が可能です。

入れ歯の種類は、「保険診療か自由診療か」だけで決まるものではありません。
何を優先したいかによって、選択肢は変わります。

まずは、お困りのことを振り返ってみたり、ご自身の希望はどのようなことなのかを考えてみたりすることから始めてみましょう。

入れ歯の種類比較表

入れ歯の種類保険診療/自由診療見た目維持力おもな特徴向いている方
保険診療の部分入れ歯保険診療金属のバネが見えることがある症例により異なるレジン(樹脂)床。設計・材料に一定の基準あり費用を抑えたい方、まずは保険で作りたい方
保険診療の総入れ歯保険診療レジン床症例により異なるすべての歯を補う。機能回復を目的とする全歯欠損の方で費用を抑えたい方、まずは保険で作りたい方
ノンクラスプデンチャー自由診療金属のバネを使用しない(メタルフリー)症例により異なる弾性樹脂を用いた設計。審美性を重視見た目を重視したい方
コーヌスデンチャー自由診療金属のバネを使用しない(内側に金属パーツを使用)高い維持力が期待できる内冠・外冠の二重構造。精密設計が必要安定感を重視したい方、しっかり噛みたい方

保険診療と自由診療|入れ歯の違いは?

入れ歯の種類を検討する際、多くの方が最初に悩まれるのが「保険診療で作るか、自由診療を選ぶか」という点です。

保険診療の入れ歯のおもな特徴

公的医療保険が適用されるため、自己負担を抑えて製作できます。
ただし、材料や設計には国の基準があり、レジン(樹脂)を主体とした構造になります。
部分入れ歯では金属のバネ(クラスプ)を用いて固定する設計が一般的です。

自由診療の入れ歯のおもな特徴

保険の制限にとらわれず、素材や設計を目的に合わせて選択できます。
やわらかい樹脂や金属床、二重構造などを取り入れ、外れにくく、見た目にもなじみやすい入れ歯を設計することが可能です。
さらに、噛む力が特定の歯に集中しないよう配慮し、お口の健康にも配慮しながら長く使い続けることをめざした設計も可能です。

ここからは、当院のおもな自由診療の入れ歯の特徴について、具体的にご紹介します。

目立ちにくい入れ歯「ノンクラスプデンチャー」

「金属のバネが見えるのが気になる」ということは、部分入れ歯をご検討中の患者さまから、非常によくうかがうお悩みです。
従来の部分入れ歯は、金属のクラスプ(バネ)を隣の歯にかけて固定します。
安定性はありますが、笑ったときに金属が見える場合があります。

そこで選択肢となるのが、ノンクラスプデンチャーです。

ノンクラスプデンチャーは、やわらかい樹脂素材を使用し、金属のバネを使わないため、つけていても目立ちにくい入れ歯です。

特徴は、

・見た目が自然
・メタルフリー(金属不使用)
・審美性を重視できる

という点です。

ただし、柔軟性のある素材を使用するため調整や補修が難しいという特徴があります。

当院では、必要に応じて歯科用CTやセファログラムによる診査でかみ合わせの状態を確認した上で、見た目だけでなく、長期的な安定性にも配慮した設計を行っています。

維持力を重視するなら「コーヌスデンチャー」

「外れにくい入れ歯にしたい」
「しっかり噛める感覚がほしい」
そのようなご希望に応える入れ歯の種類が、コーヌスデンチャーです。

コーヌスデンチャーは、残存歯に内冠を装着し、その上に外冠がぴったりとはまる二重構造の入れ歯です。
バネを使用せず、摩擦力によって高い安定性を得る設計です。

特徴として、

・維持力が高い
・見た目が自然
・噛みやすさの向上が期待できる

といった点が挙げられます。

コーヌスデンチャーは、支えとなる歯の状態が重要になる治療です。土台となる歯のぐらつきや本数、骨の状態などを確認した上で適応を判断します。
構造が複雑なため、設計が不十分な場合は支えの歯に負担が集中する可能性があります。
当院では、お口の状態を詳しく確認し、条件に合った治療方針をご提案していますので、ご希望や疑問点がございましたら、いつでもお声がけください。

院内技工スペースが実現する、精密なフィッティング

入れ歯の快適さに大きく影響する要素の一つは、フィット感です。

どれほどよい素材や設計を選んでも、粘膜や残存歯に的確に適合していなければ、痛みや浮き上がり、噛みづらさの原因になります。
入れ歯は「作って終わり」の治療ではありません。
装着後の微調整が、その後の快適さを大きく左右します。

当院は、院内に技工スペースを併設しています。
これは、より精度の高い入れ歯づくりを行うための体制です。

院内に技工スペースがあることで、

・スピーディーに細かな調整が可能
・患者さまの咬合状態を確認しながら修正できる
・歯科医師と技工スタッフが直接連携できる

といった利点があります。

患者さまが「少し当たる」「ここが浮く」と感じた違和感を、すばやく共有し、修正できることは大きな強みです。

また、かみ合わせは静止している状態だけでは判断できません。
実際に噛んでいただいた際の力のかかり方、顎の動き、発音時の安定性などを総合的に確認しながら微調整を行います。

この工程を丁寧に積み重ねることで、「よく噛める」「痛くなりにくい」「長く使える」入れ歯をめざします。

入れ歯は「噛めること」を取り戻す治療です

入れ歯治療は、単に失った歯を補うものではありません。「噛める」ことをはじめとする機能を取り戻す治療です。
口腔機能が低下すると、食べられる食品の種類や量が限られ、栄養の偏りや不足につながるといわれています。
さらに、口腔機能の低下はフレイルや要介護状態、死亡リスクの上昇とも関連が示されているのです。

参照:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~|口腔の健康状態と全身的な健康状態の関連 >

噛めることは、栄養摂取だけでなく、全身の健康状態や生活の質にも関わります。
歯を失うと硬いものを避けるようになり、食事内容が偏ることがあります。
また、うまく発音できないことで会話を控えるようになる場合もあるでしょう。
その結果、社会参加の機会が減少し、身体的・精神的な活動が低下する可能性もあるのです。

だからこそ、入れ歯の種類を選ぶ際には、「見た目」だけでなく「しっかり噛めること」も
重要な視点になります。

ノンクラスプデンチャーで審美性を重視するか、コーヌスデンチャーで安定性を高めるか、
あるいは、現在お持ちの入れ歯をお口に合わせて調整するか……私たちは、患者さまの生活背景を丁寧にうかがいながら、機能面にも配慮した無理のない選択をご提案いたします。

ライフステージに応じた包括的な入れ歯治療

入れ歯は、これからも食事や会話を楽しみながら、安心して生活を続けるための治療です。

当院では、年齢によるお口の変化に配慮しながら、残っている歯の状態や全身の健康状態、日々の使いやすさまで考えて設計します。
しっかり噛めることはもちろん、飲み込みや発音といった口腔機能全体も重視していますので、気になることがあれば遠慮なくご相談ください。

お口の状態をしっかりと確認し、支えとなる歯に負担がかかりにくい設計を行い、装着後も違和感があれば調整を重ね、長く使い続けられるようサポートします。

入れ歯の種類で迷ったら、まずはお気軽にご相談ください

入れ歯の種類は一つではありません。見た目、安定感、噛み心地など、どこを重視したいかによって、選ぶ入れ歯の種類は変わります。
当院は、十分な診査と丁寧な説明を行い、納得いただいた上で治療を進めることを大切にしています。
入れ歯の種類で迷われている方、現在の入れ歯が合わずにお悩みの方も、どうぞ一度ご相談ください。
お一人お一人に合わせた設計で、日常生活を支える義歯治療をご提案いたします。


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