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インプラントの寿命はどれくらい?長持ちさせるための方法があるって本当?

 

皆さま、こんにちは。
練馬区の大泉学園駅から徒歩2分の歯医者【大泉学園みやけ歯科】です。

 

インプラントは、天然の歯に近い見た目や噛み心地が得られる治療として、多くの患者さまに選ばれています。
ただし「寿命はどれくらいなのか」「本当に長持ちするのか」という点は、治療を検討する際に誰もが気になるところです。

今回は、インプラントを長持ちさせるために必要なポイントについて、順を追ってわかりやすくご紹介します。

院長

三宅 言輝 院長

経歴
2014
明海大学歯学部 卒業

2014-2015
明海大学歯学部 臨床研修医

2015-2021
明海大学歯学部 口腔外科第二講座 医局医

2019-2023
医療法人みやけ歯科医科ケア みやけ歯科クリニック 非常勤医

2021-2023
医療法人社団正昌会 山口歯科医院 常勤医

2023.9.1
大泉学園みやけ歯科 開院

医院名:大泉学園みやけ歯科
所在地: 〒178-0063 
東京都練馬区東大泉5丁目40-40

インプラントの寿命は10年以上~20年以上?メンテナンス次第で変わります

インプラントは耐久性に優れた治療ですが、「必ず一生使える」とは限りません。
厚生労働省の調査によると、治療から10〜15年後におけるインプラントの残存率は90〜94%とされており、長期間安定して使用できることが示されています。
さらに、日本口腔インプラント学会誌によると、インプラント治療を受けた患者を対象とするアンケート調査では、20年間使っていると答えた方が最も多いということがあきらかにされています。
つまり、適切なメンテナンスを続ければ、インプラントを20年以上使える可能性が十分にあるといえます。

しかし、日々のセルフケア不足や歯科医院での定期的な検診を怠ると、数年でトラブルが起こり寿命を縮めることもあります。
インプラントは「治療したら終わり」ではなく、「治療後のメンテナンスで寿命が決まる治療」だと考えていただくのが適切です。

参照:厚生労働省委託事業「歯科インプラント治療のためのQ&A」p3 >

参照:厚生労働省|歯科インプラント治療指針「歯科インプラント治療と予知性」p13 >

本当にインプラントを長持ちさせる方法はあるのか?

「長持ちさせる方法はあるのか」という疑問を持つ方もいらっしゃるでしょう。
結論からいうと、はい。インプラントを長持ちさせる方法はあります。
その方法とは、メンテナンスの徹底です。
インプラントを長く使い続けるには、毎日の念入りなセルフケアと、歯科医院での定期的な検診とクリーニングがポイントです。
特に、インプラント周囲の歯ぐきや骨を健康に保つことが寿命の延伸のわかれ道になります。

インプラントを長持ちさせるための9つの基本ポイント

ここからは、インプラントを長持ちさせるためのコツをチェックしてみましょう。

1.毎日のセルフケアを欠かさず行う
2.歯科医院での定期検診とクリーニングを受ける
3.フッ化物入り歯磨き剤や洗口液を補助的に活用する
4.かみ合わせや歯ぎしりを管理・コントロールする
5.禁煙を継続する
6.糖尿病などの全身疾患を安定させる
7.食生活や生活リズムを整える
8.歯間ブラシやフロスは自分に合ったサイズを選ぶ
9.違和感を覚えたら早めに受診する

インプラントを長持ちさせるための方法は、それほど難しいことではありません。
ただし、きちんと継続していくことが大切です。
詳しくみていきましょう。

1.毎日のセルフケアを欠かさず行う

毎日の歯磨きの際は、歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスを組み合わせることで、インプラント周囲の細かい汚れまで清掃できます。
特に、インプラントと歯ぐきの境目や隣接している部分は、汚れが溜まりやすいため注意が必要です。
毎日、毎食後、就寝前の歯磨きの徹底という小さな積み重ねが、インプラントの寿命を大きく左右するのです。

2.歯科医院での定期検診とクリーニングを受ける

歯科医院では、肉眼では見えにくい部分に溜まった汚れや、歯垢が硬くなった歯石や膜のようになったバイオフィルムなど、歯磨きでは除去できないガンコな汚れを専用器具を使って取り除きます。
そして、歯肉からの出血や、歯周ポケット(歯ぐきと歯の境目の溝)の深さ、かみ合わせの状態もチェックします。
症状が出てからでは遅いため、トラブルが起こる前に定期的なメンテナンスを行うことが、インプラントの寿命を延ばす秘訣です。

3.フッ化物入り歯磨き剤や洗口液を補助的に活用する

人工物であるインプラント自体はむし歯になりませんが、周囲の天然歯や歯ぐきは細菌の影響を受けて歯周病に似た「インプラント周囲炎」を引き起こすリスクがあります。
薬用歯磨き剤の成分は国の基準で管理されており、フッ化物イオンの濃度は1500ppmF以下と定められています。
市販されている歯磨き剤では1450ppmFや950ppmF程度の濃度のものが一般的です。
成人やシニア世代の方に多い根面むし歯に関しても、フッ化物入り歯磨き剤の使用によって発症を67%抑えられたといい、複数の研究からも同様の効果が示されています。
こうした結果から、フッ化物は子どもだけでなく、大人やシニア世代の方のむし歯予防にも役立つと考えられています。

参照:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~「フッ化物配合歯磨剤」 >

4.かみ合わせや歯ぎしりを管理・コントロールする

強い歯ぎしりや食いしばりは、インプラントに過剰な力をかけます。
インプラントは天然歯と異なり、クッションの役割を果たす歯根膜がないため、衝撃を逃がすことができません。
そこで、インプラントや周囲の骨を守るために、マウスピース「ナイトガード」を使用して力を分散させる方法があります。
歯ぎしりや食いしばりの習慣がある方は、歯科医師と相談して、ナイトガードの使用を検討するとよいでしょう。

5.禁煙を継続する

喫煙は歯ぐきや骨の血流を悪化させるため、インプラント手術の成功率や治癒のスピードに大きな影響を与えます。
タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素は血管を収縮させ、酸素や栄養が十分に行き渡らなくなることで、インプラントと骨がしっかり結合する「オッセオインテグレーション」が妨げられやすくなるのです。
喫煙を続けていると長期的にもインプラント周囲の歯ぐきに炎症が起こりやすくなり、インプラント周囲炎という病気を引き起こすリスクが高まります。
周囲炎は骨の吸収を進め、せっかく埋入したインプラントを支えられなくなる原因となるため、寿命を大きく縮めてしまいます。
そのため、禁煙は、手術直後の治癒を助けるためだけでなく、インプラントを10年、20年と長持ちさせるための基本的な取り組みの一つです。
インプラント治療を受ける前から計画的に禁煙に取り組むことで、成功率や長期安定性を高めることができます。

6.糖尿病などの全身疾患を安定させる

糖尿病は血糖値のコントロールが不良になると、身体の抵抗力が低下し、炎症が起こりやすく治りにくい状態になります。
歯ぐきや骨に影響が及びやすく、インプラントの周囲に炎症を起こす「インプラント周囲炎」のリスクが高まります。
特に血糖値が高い状態では、骨の結合が不十分になったり、治療後の回復が遅れたりする可能性があります。
また、糖尿病だけでなく、高血圧や骨粗しょう症、心疾患などの全身疾患もインプラント治療の長期安定性に影響を及ぼすことがあります。
そのため、かかりつけの内科と連携し、薬の服用状況や全身の健康状態を把握しておくことがとても大切です。
インプラントは「お口だけの治療」と考えられがちですが、実際には全身の健康状態が寿命を大きく左右します。
全身疾患を安定させることは、インプラントを10年、20年と長く使い続けるための基本条件といえるでしょう。

7.食生活や生活リズムを整える

砂糖を多く含む飲食物や間食が頻繁になると、お口の中で細菌が栄養源を得て急速に増殖します。
健康な人でも、お口の中には数百種類の細菌が存在しており、1mgの歯垢(プラーク)の中には数億もの細菌が含まれるといわれているのです。
これらの細菌は糖を分解して酸を作り出し、歯やインプラントの周囲組織に悪影響を及ぼします。
特にインプラントの周囲に歯垢(プラーク)がたまると、天然歯と同様に炎症を引き起こし、インプラントの寿命を縮める原因になります。
さらに、睡眠不足や強いストレスは免疫機能を低下させ、身体が細菌の攻撃に対抗する力を弱めてしまいます。
その結果、同じ量の細菌が存在していても、炎症が悪化しやすくなるのです。
規則正しい生活リズムを保ち、十分な睡眠とバランスの取れた食事を意識することは、お口の健康と全身の健康を守る上で欠かせません。
食生活と生活習慣の改善は一朝一夕に変えられるものではありませんが、小さな工夫を積み重ねることが、インプラントを長持ちさせるための大きな力になります。

参照:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~「歯周病とは」 >

8.歯間ブラシやフロスは自分に合ったサイズを選ぶ

歯間ブラシやデンタルフロスは、使い方によって効果に差が出ます。
お口の中の歯と歯の間のすき間、大きさ、形状は人それぞれ異なるため、自分に合ったサイズや種類を選ぶことが非常に重要です。
まず、歯と歯の間のすき間が広いところには大きめの歯間ブラシを、狭いところには細めの歯間ブラシまたはフロスを使うと汚れをしっかり除去できます。
歯間ブラシが太すぎると痛みや出血を招くことがあり、細すぎると汚れが十分取れないことがあります。
また、フロスは薄く柔軟なタイプを選ぶと、接触部分に無理な力がかからず、操作もしやすくなります。
フロスの使い方は「滑らせるように入れる」「歯ぐきに沿って動かす」などの適切な方法を、歯科医院でアドバイスを受けるとよいでしょう。
自分に合った歯間清掃具と使い方を定期的に見直すことは、インプラントの周囲の歯ぐきの炎症防止やプラークの蓄積を防ぐことにつながります。
使い続ける道具が合っていないと、清掃のモチベーションが下がったり反対に歯ぐきに傷をつける原因になったりするため、少なくとも初回使用時には歯科医師または歯科衛生士に相談することをおすすめします。

9.違和感を覚えたら早めに受診する

インプラントの周囲に小さな変化が起きたときに、すぐ相談できるかどうかは寿命を大きく左右します。
たとえば、歯ぐきの軽い腫れや出血、噛んだときのわずかな違和感、ネジが緩んだような感覚、被せ物の欠けやぐらつきなどは、初期段階でのサインであることが少なくありません。
これらの症状は放置すると悪化し、インプラント周囲炎の進行や、インプラントを支える骨が溶ける骨吸収を起こし、グラつきや抜け落ちにつながる恐れがあります。
一度骨が失われると回復は難しく、最終的にはインプラントを撤去しなければならなくなる可能性もあります。
「そのうち治まるだろう」と自己判断せず、わずかな変化でも早めに受診することで、トラブルを初期段階で食い止めましょう。
結果として治療の負担が少なく済み、インプラントを10年、20年と長く使い続けられる可能性が高まります。

インプラント治療は「大泉学園みやけ歯科」へご相談を

インプラントは、10〜15年後でも90%以上の残存率があり、20年以上使い続ける方も珍しくありません。
しかし、それを実現するためには毎日のセルフケアと定期的な歯科医院でのメンテナンスが欠かせません。
インプラントは長期的に使用できる義歯治療であり、天然歯に近い機能を回復できる点は大きな魅力です。
ただし、長く持たせるかどうかは「治療して終わり」ではなく「治療後にどうケアを続けるか」にかかっています。

大泉学園みやけ歯科】は、平日夜や土日にも診療を行っており(診療日時は変更になる場合がありますのでホームページをご確認ください)、患者さまとご家族が安心して通い続けられる環境と、長期的なサポート体制を整えるよう配慮している歯科医院です。
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インプラントの寿命を延ばし、10年先、20年先も快適に過ごすために、ぜひ当院にご相談ください。

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